上海外灘(ワイタン)カウントダウン(はない) 2019-2020
2019年12月31日に上海の外灘に2020年のカウントダウン?に行きました。
タイトルが変ですが、というのも外灘でのカウントダウンイベントなど、ありそうでないからです。
今後も続く人たちのために情報を残しておこうかと思います。
もう一度言います。
いわゆる外灘ではカウントダウンイベントはないです。
「上海 外灘 カウントダウン」でググると、イベントがありそうな雰囲気を感じるのですが、残念ながらないのです。
実は2014年まではありました。というのも2014年の年越しカウントダウンのイベントで36名が死亡、47名が負傷する大惨事があったからです。人が将棋倒しになったためです。
それを受けて、以降のカウントダウンイベントは中止となっています。
www.sankei.com
そのような話しは聞いていたし、色々調べてもイベントはないという情報は得ていました。にもかかわらず超大勢の人が外灘に詰めかけるとも。
普通なら行かないのですが、私のところに日本から友人が年越しで上海に来ていたので、超寒かったですが突っ込みました(笑)
午後11時頃に南京東路から外灘に向かいましたが、ものすごい人の多さでした。ここまで混雑している外灘を見たのは初めてです。警察官も大勢配備されていました。
で実際に行ってみると、イベントっぽい雰囲気が醸し出されていました。なかなか見ごたえのあるライトアップです。とてもキレイでした。
ところどころのレストランやルーフトップバーではカウントダウンイベントをやっていました(もちろんお高めな入場料とともに。600元くらい)。
さて0時までの後1分。寒空の下で「一応」何かはあるんじゃないかと思って欄干の側で待ちます。側にはテレビっぽいカメラも。
5(ウー)、4(スー)、3(サン)、2(アー)、1(イー)
……
はい、何もなかったですね。分かっていましたが、ちょっとは期待していましたよ(笑)
ちょっとネオンが消えて、再度点灯したくらいです。同じの光景は午後11時のときにも見たので、1時間周期のプログラムだったのでしょう。
周りも「えっ、年越した???」みたいなキョロキョロした感じで、3分後には帰路についていました。
さて1日にTwitterを見ていると、このような投稿がたくさんありました。
中国・上海で行われた新年のカウントダウンのイベントでは、LEDを搭載した約2000機のドローンが活用された。機体の動きとLEDの点灯と消灯が事前にプログラミングされており、様々なパターンが夜空に描かれた。カウントダウンの秒単位の数字も、同じ方法で表現された。 pic.twitter.com/S4nj7lMJ1H
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) 2020年1月2日
カウントダウンの様子をテレビが放映していたようです。
だが、私はそんなの見ていない…
色々考えました。角度的にはやや北側のようだしとか、奇跡的に見逃したとか…
そんなわけはなく、2020機ものドローンショーを見逃す方が難しいです。
なのでテレビ局の合成とかかなって思いました。そしたら見つかりました。
事前録画だったようです。
AP通信によると、東方衛視は「セキュリティ上の問題」のため実際に31日にイベントは行わず、テレビ上ではライブ中継を装って事前に録画されたものを流していたことを認めた。
一方で東方衛視は中国のSNS「ウェイボー」上では、依然として「年越しの夜に行われた」としたままだ。
映像の概要欄には12月31日に撮影されたことを示す表示がある。
まあ、録画ですよなんて言ったら、誰も見ないですもんね。こうなることわかって強行したんでしょう。
つまり、外灘では一般に想像されているような大規模カウントダウンショーはありません。
でもライトアップはキレイですし、人も大勢居るので、テンションはあがります。あと寒いです。
帰りは公共交通機関はないし、タクシーなども取れるレベルではないので、出来たら近くのホテルを確保しておくことをお勧めします。
来年の外灘カウントダウン年越しの参考にどうぞ。