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海外を拠点としながら働くWEB系エンジニアの徒然ブログ

セブ・マラパスクア島いきあたりばったりの旅

はじめに

先日フィリピン・セブのマラパスクア島(Malapascua Island)に友人といきあたりばったりで行ってきました。目的はバカンスとニタリザメ(thresher shark)です。
セブからマラパスクア島へのルートの紹介や、マラパスクアでのダイビングについて紹介します。

マラパスクア島のビーチ
マラパスクア島のビーチ




マラパスクア島までの道のり

まずマラパスクア島ですが、セブ島の北端から船で30分程度北に行ったところにあります。


朝6時。セブ島のNorth Bus Terminalに集合です。


土曜日の早朝ですが、たくさんの人で混み合っています。

ノースバスターミナル看板
ノースバスターミナル看板



マラパスクア島に行くには、まずセブ島の北端マヤ(Maya)まで行き、そこから船で島に渡るルートとなります。
ノースバスセンターからは定期的にマヤ行きのバスが出ていまして、エアコンありのバスとなしのバスがあります。エアコンなしのバスは窓開けっ放しで走行します。マヤまでは4時間以上かかるので、エアコンありのバスを選ぶことをおすすめします。
適当にバスが集まっているところで待っていれば、そのうちバスが来ますので気長に待ちましょう。人がいっぱいになったら出発です。

ノースバスターミナルのバス
ノースバスターミナルのエアコンバス


ちなみにバスセンターからはバン(12人乗りくらい)も出ており、これで行くこともできます。バンには20人くらい乗ります。バスよりかは1時間くらい早く着くそうですが、すし詰めの状態で乗り続けなければならないので覚悟を要します。
で、我々はエアコンバスを選びました。出発は6時15分くらいです。

マヤ行きのエアコンバス
マヤ行きのエアコンバス


バスの中 立っている人は車掌
バスの中 立っている人は車掌


バスの支払い方法ですが、バスには車掌的な人が乗っています。その人が出発後に周ってきますので「Maya」と行き先を伝えると、料金を示す紙(チケット)にパンチで穴を開けて渡してきます。まずは客全員にこれを配ります。その後、集金に周ってきます。Mayaまでは230ペソですので、お金を渡しましょう。
このチケットは取っておいてください。途中、別の車掌のような黄色い服の人が乗ってきて、そのチケットの確認に来ます。どうやら、車掌がちょろまかしていないかのチェックしているように見えました。

チケット
チケット



バスはCentral Nourtical Highwayというセブ島の北東を走る道路を延々と北上します。ハイウェイとありますが、ただの一般道路です。途中停留所で小休憩もあります。

停留所のBBQ
停留所のBBQ



さて、4時間くらい走りますと、終点のMayaに着きます。この時点で10時半です。



マヤフェリーターミナル
マヤフェリーターミナル


ここからは定期船のバンカーボートに乗船します。欧米人もかなり乗っていました。バスには乗っていなかったですが、どのようなルートで来たのでしょうね。我々が最後の乗船者で、定員いっぱいになったので11時に出航します。

マヤからマラパスクア島へのボート
マヤからマラパスクア島へのボート

料金は100ペソで乗船中に支払います。30分もすればマラパスクア島に到着します。到着地は島の南の中央あたりのビーチに着きます。
下船時には、小型ボートを出してくれるのですが一人20ペソかかります。なんだそれ?って思いますが、現地の貴重な収入源なのでしょう。
マラパスクア島に到着したのは11時半くらい。乗り物に待ち時間なくスムーズに乗ってこれたかいもあって、出発から5時間半で到着できました。

ビーチ
ビーチ

ダイビングショップ探し

さて、念願のマラパスクア島に上陸しますと、色々客引きが寄ってきます。マリンレジャー系のキャッチです。
ただ時間はお昼。腹が減っている我々は、あらかじめ調べておいたイタリアンのアンジェリーナ(Angelina Beach Pizzeria Ristorante Italiano)をキャッチに案内してもらいます。さてこのキャッチの人、名前をリッキーと言いまして、これから長い付き合いになります。

アンジェリーナのピザ
アンジェリーナのピザ

アンジェリーナ前のビーチ
アンジェリーナ前のビーチ



我々がアンジェリーナで昼食を食べ終わったあたりでリッキーが再び登場し、我々をホテルまで案内してくれます。実は我々、1泊のホテルを予約してあるだけです。
マラパスクア島では、ニタリザメをメインにしまして、カランガマン(Kalanggaman)島にアイランドホッピングもしたいなと思ってました。
ホテルまでの道中、リッキーに我々のしたいこと伝えたら、リッキーの友達のショップを紹介されました。軽く条件を聞いて、また連絡することにしてお別れです。


まずチェックイン。The Shark's Tail Dive Resortという安めのところを取りました。1室1,000ペソ(エアコンなし)くらいです。
チェックインしたらホテルのプールにざっばーん。暑さのせいで温水プールになっていました。
マラパスクアには真水はあるのか?シャワー等、全般少ししょっぱかったですが、慣れれば気にしなくなりました。

The Shark's Tail Dive Resortの入り口
The Shark's Tail Dive Resortの入り口
ロッジ
ロッジ
プール
プール

さて、我々の希望を叶えてくれるダイビングショップ探しの旅に出ます。バウンティビーチ沿いのダイビングショップをかたっぱしから訪ねていきます。
しかしなかなかうまく希望通りのお店が見つかりません。翌日のニタリザメダイブはあるのですが、カランガマン島へ行くアイランドホッピングを催行しているところがありません。どうやら人が少ないようです。そういえば島全体的に観光客が少なく感じました。
韓国系、中華系、日系、欧米系のショップを訪ねていきましたがどこもそんな感じ。

欧米系のショップはダイビング客がいっぱいいるような感じだったのですが、カランガマン島へは明日は行かないと言われてしまいました。

ダイビングショップ
ダイビングショップ

ダイビングショップ2
ダイビングショップ2


日系のショップにも入りました。日本人女性が暇そうに店番していました。一応要望を伝えましたが、実現にはかなり高額になってしまいます。ボート貸し切りとかなので。
ここではダイビングスポット情報を得られました。島の西の方にLighthouse Wreckというポイントに日本の沈船があるところがあると。この沈船は半分に折れた状態で水深5メートルあたりと浅いところに沈んでいます。
しかし、最近どっかが半分持っていってしまったとのことです。かなりのコストがかかるだろうに、一体なぜだれが。なので最近はここに行っていないそうです。
マラパスクア島には沈船ダイビングスポットがかなりあるそうです。歴史がありますからね。
malapascua-diving.com


それとおすすめはガト島(Gato Island)。色々サメが見れたりケーブダイビングができたりというポイントです。

ダイビングポイント
ダイビングポイント

1時間くらい周りましたが、条件を満たしてくれるところが見つかりませんでした。なのでリッキーの登場です。リッキーに電話をかけて、ホテルに戻り待ち合わせます。そして、リッキーの友人のダイビングショップへ。ここは現地フィリピン系です。なんといっても安いんです。


www.facebook.com


SEA SLUG DIVERS
SEA SLUG DIVERS


ここで翌朝のニタリザメダイブを1,200ペソで予約します。安い!機材のフルレンタル込みです。その場でウェットスーツや、BCなどのサイズ合わせをして、機材を確定しておくという気の配り用にもびっくりでした。
翌日はニタリザメダイビング以外は、タンクが足りなくてできないと言われたので、カランガマン島へのアイランドホッピングのアレンジをリッキーにお願いします。1人1,000ペソくらい。友人などに頼んでボートやBBQの手配をするのでしょう。前金として1,000ペソ渡します。
これでようやく翌日のダイビングとアイランドホッピングの予約ができました。一安心です。

ということで夜は、ビーチ沿いイタリアンで。ビーチにローテーブルとクッションを置いてある雰囲気のいい店を見つけたので、そこで初日の打ち上げです。
マラパスクア島は欧米人に人気なためか、欧米系のホテルやダイビングショップ、レストランがたくさんありました。こんな小さい島でよく美味しいイタリアンが出せるなと非常に関心します。

ビーチにクッション
ビーチにクッション

物売りの女の子
物売りの女の子

インスタ映えを狙ったが
インスタ映えを狙ったが


ダイビング

朝は早いです。朝5時にお店集合です。今回のお客様は、我々と、台湾人2に、フィリピン人5人です。
ビーチから乗船しまして、ニタリザメが出るポイントモナドショール(Monad Shoal)に向かいます。乗船中にちょうど日の出を迎えまして、乗客みんな写真タイムです。

まだ薄暗い中乗船
まだ薄暗い中乗船

日の出
日の出


1時間くらいでモナドショールに着きました。きちんとダイブマスターがブリーフィングをしてくれてダイビング開始します。
今回は水深30メートルまでいっきに潜ります。水底にはロープが張ってあり、そこから動かずにニタリザメが来るのを待ちます。動くなと最初に念を押されています。

幸運なことに、着いてすぐにニタリザメ登場。2匹登場してくれました。首だけを右に左に動かして、ひたすらにニタリザメを追う。そしたら少し遠くからマンタも来ました。ラッキーです。
ダイビングショップの看板にもなっているアカフチリュウグウウミウシも見ることができました。

ニタリザメ登場
ニタリザメ登場

ニタリザメ
ニタリザメ

ロープに並んで待つ
ロープに並んで待つ

移動中
移動中

アカフチリュウグウウミウシ
アカフチリュウグウウミウシ


ニタリザメに会える可能性は8割くらいと聞いていましたが、出会えてよかったです。
ちなみに、お店の人情報ですが、ニタリザメに会えるのは8箇所くらいポイントがあるそうです。浅いところから(15メートル)から深いところ(30メートル)まで。
ダイビングショップごとに縄張りみたいなのがあって、フィリピン系でないお店は、深いところしか行けないそうです。

ニタリザメダイブは40-50分程度で終了して島に帰ります。帰りに土砂降りの雨に襲われました。アイランドホッピングをこれからやるのが微妙になってきます。
ショップに戻って、お店の人とはなしていると、どうやら同じメンバーでガト島に行くダイビングがあって参加できると(昨日はタンクが足りないとか言ってたのに)。よし。そっちに参加しようと急遽決定。
リッキーに申し訳なくキャンセルの電話を入れます。ちなみに最初の1,000ペソはもう友達に渡したから返せないらしい。



ガト島へのダイビングは9時から。現在7時半なので、ホテルに戻って朝食を食べます。そしてみんな延泊が可能ということなので、もう一日マラパスクア島に滞在することにしました。
Booking.comでホテルを当日のホテルを予約しておきます。このマラパスカ スターライト リゾート(Malapascua Starlight Resort)は高評価を得ていたとおり、安くて綺麗でよかったです。エアコン付き。
マラパスカ スターライト リゾート(マラパスクア島)– 2019年 最新料金

さて、今日のホテルも取れたのでチェックアウトして再びダイビングショップに行きます。
ガト島はネムリブカ(ホワイトチップ・リーフシャーク)やサンゴトラザメ、イヌザメ(バンテッドバンブーシャーク)などが岩場の下によくひそんでいます。しかし残念ながら今回は見れませんでした。いつもいつも見れるとは限らないのが自然の辛いところ。
1本目はケーブダイブ。洞窟の中をライトを照らしながら進んでいきます。
2本目は流れの強いところをよくわからずに進んでいくドリフトダイブ。初心者にはちょっとキツかったです。

ガト島
ガト島
ガト島 崖
ガト島 崖

ケーブへ
ケーブへ



中々に楽しくダイビングできました。

帰り

ダイビング後は15時くらいにホテル着いて、あとは夕食までビーチ沿いでブラブラします。
夕方はビーチでのんびりしまして、夕飯はホテル前の屋台でつまみます。

屋台
屋台
屋台 店
屋台 店

その後、店を変えて飲み歩いて就寝。帰りは朝7時に船が出るという話を聞いていたので、6時半にチェックアウトします。
来たときに降ろされた場所あたりに向かうと、ビーチ沿いの商店に人が溜まっていました。どうやらここが待合所のようです。

人が少なかった(全員で10人)ので1人150ペソ払ってくれたら出せるよというので、みんな承諾。7時ちょうどに乗船のための小型ボートに乗ります。
するとボートを出す直前に欧米人ががやってきて、俺達も乗せてくれと、陸から交渉。
もし乗せたら、150ペソの計算はどうするんだろうなと思っていたら、なんと「時間がないから乗せられないよ」と、強引に出航しました。
欧米人もかなり大声で船頭に粘ってましたが、出航されたら諦めていました。1時間くらい待つのでしょう。普段は時間なんかあってないようなものなのに、なぜかここは厳守してました。500ペソとかふっかけても乗りそうだったのにね。

帰りの待合所?
帰りの待合所?

マヤ港についたら、ちょうどバスが来ていました。というかこの船を待っていたのでしょうね。
10人も乗らずに出発。セブに向かいながら人を乗せていきます。
昼頃にセブシティに着きまして、いきあたりばったりのマラパスクアの旅も終わりです。

この島の原始的なところと、時間がゆっくり過ぎていくところが非常によかったです。
人も少ないし。ビーチはありえないくらいキレイでした。

最後にマラパスクア島の風景の写真を載せておきます。

道
道2
道2
T字路
T字路
T字路2
T字路2
お店
お店

ビーチ
ビーチ
ビーチ2
ビーチ2
ニタリザメの木彫り
ニタリザメの木彫り

以上